ブルーツリー,Bluetree Official Site

舞台「銀河英雄伝説」

  2017/06/25   イベント

昨夜は銀河英雄伝説の舞台を観に行きました。原作、アニメともに観ていたので、予備知識無くても楽しめました。登場人物がとにかく多いので、原作知らない人にははっきりいって大変かも。

誘ってくださったお連れの方の話によると
この舞台は2011年から何度か行われていて、今回は大の銀英伝ファンでもある、主人公の一人であるヤン・ウェンリー役の河村隆一氏の熱望により、特別公演が決まったのだとか。前回、前々回の公演をもう一度再構築した内容らしい。
自分は舞台化されていることも知らなかった。
アニメをそれなりに観ていたので、舞台役者さんがアニメの声優さんの言い回しや声質になるべく合わせているようにしているのが分かった。中でもキャゼルヌと、ミッターマイヤー役の方の声は、ご本人かと思うほどそっくりだった。
アニメと舞台は別物なので、必ずしも合わせる必要はないのかも知れないが、
アニメに忠実に配役を考えるとすれば、
メルカッツ役の渡辺裕之氏はむしろローゼンリッターのシェーンコップ役のほうが近いかなと。中川晃教氏はポプランの雰囲気そっくりに演じていたが、アニメのビジュアルとまったくかけ離れていたため最初のほうは入り込めなかった。

河村氏のヤンは声質はご本家の声優さんの富山敬さんより弱冠キーが高いのだが、言い回しや間の取り方等忠実で、相当好きなのだなあと思った。お連れの話だと舞台化が企画された当時、河村氏はヤンウェンリー役をやりたくて原作者の田中芳樹氏に直談判に伺ったそうだ。田中氏は「10キロ痩せる」条件を出し、見事10キロ減量したそうだ。
客層は河村氏のファンが大半という印象で正直、銀英伝のファンはそれほどいないように感じたが、大好きなアーティストがここまで情熱を注ぐ作品に興味をもつのは自然ではないだろうか。舞台は大方、原作の時系列に沿って、公演内容を変えているため、
原作でヤンウェンリーが亡くなってしまった後の話の舞台化は、恐らく河村氏不在では実現は難しいだろうなと思った。

とにかく原作ファンにも受け入れられる相当こだわった作品であることは間違いないだろう。