mj-spirit
2015/07/22 その他
十代の頃は大勢でつるむのが苦手でいつも独りでいる事が多かった。
世の中が退屈で未来に何の希望も見いだせないまま、コミュニケーションが苦手な自分は世間から隔離した環境に身を置いて働きだした。
仕事になんのやりがいも喜びも見いだせず、ただただ惰性で働き続ける毎日。
時には怒鳴られ、時には殴られ。同じ事の繰り返し。
このままでいいのか?自分の人生は?
かといって他にやりたい仕事がある訳でもない。
そんな時、たまたま立ち寄った漫画喫茶で初めてインターネットというモノに触れる。
そこで何気に検索してみたのが大好きなマイケルジャクソンというアーティスト。
そこには今まで知らなかった世界が広がっていた。詳細なレア曲の情報にファン同士のコミュニティーの存在。
そこでダンスパーティーへの参加を決意。
多くのMJファンとの出会い。今まで自分の周りにまったくMJファンがいなかったので、話しが通じるという事だけで嬉しかった。
確かあの時参加していた参加客の8割くらいにはひたすら声を掛けてアドレスを交換した記憶がある。
自分よりはるかに多くの知識を持った先輩達がたくさんいた。
その日以来、自分の人生に楽しみを感じられるようになった。
マイケルを通じてコミュニケーションの場が一気に広がり、性別、年齢を越えた交流が始まった。
そこからユニットを結成し、今のmj-spiritに発展した。
エアギターならぬ、エアマイケルジャクソン。
衣装、パフォーマンス、演出を可能な限り再現し、マイケルジャクソンのライブを疑似体験してもらう事をコンセプトに始めたユニットだが、チームとして初めてもう7年になる。
ここまで続けてこられたのは何故か?
恐らくソロだったら今くらい真剣に活動していなかったと思う。仲間がいたからこそ続けてこられたのだ。
何故なら僕がmj-spiritにおいて幸せを感じる瞬間はステージ上だけではないからだ。
仲間と練習をしたり、食事をしたり、打ち合わせをしたり、遊びにいったり。
どれもが大切で幸せな時間だ。
孤独な時期が長かっただけに仲間がいる事の嬉しさをより実感できるのだと思う。
僕にとってmj-spiritとはそういう存在なのである。