ブルーツリー,Bluetree Official Site

日本時間2009年6月26日

  2015/07/22   MJ

「悼む」日なので、当時の事を思い出しながら記そうと思う。
その日は仕事でいつものように現場に向かっている電車の中だった。
メンバーの一人から電話が掛かってきた。
「今、電車の中だから」そう言おうとしたら
「テレビでマイケルが亡くなったって言ってるんだけど…」
「そんな訳ないでしょう。」
またゴシップネタか、いい加減にしてほしい。
「以前、リハ中に脱水症状で倒れて、一時危篤状態になったとかあったけど、
今回もそんな感じだと思うよ。ありえないから、騙されないように」
そういって電話を切った。
めったに使わない良く映らない携帯のワンセグを起動させ、とりあえず確認する。
病院の入り口周辺らしき部分が映し出され、現地のファン達が集まっているのが分かる。
見出しにはマイケルジャクソン死亡。と確かに書かれていた。
ただ、はっきりと確認がとれていないという感じだったので、引き続き続報を待つしかなかった。
たしか仕事始まる前に郷太さんに電話したと思う。とにかく皆が動揺していた。
仕事の合間、合間に同僚に断わってワンセグを開き、状況を確認していた。
たしか、11時過ぎくらいだったと思うのだが、ようやく動きがあった。
兄のジャーメインが会見を開いていた。
口を開く前に大きなため息を1度。
「つらいですね。」
その後に弟、マイケルジャクソンが死亡した事を伝えた。
そこで初めて、マイケルが亡くなったという事実がはっきりした。
どうしても実感がわかず、仕事しつつも茫然としていた。
その後、BS熱中夜話の編集担当から電話が掛かってきた。
わずか2週間前に番組の収録を終えていたばかりで、ON AIR直前の事だった。
収録では今後のマイケルと、THIS IS ITへの期待を話題にしていた。
「このままの編集では、まずいですよね。」
その後は報道番組への出演依頼の電話。さずがに仕事を抜けられないのでお断りした。
マイケル井上さんがネットニュースでコメントを出していた。
そしてようやく仕事終了。
DISKYUのメンバーからメールが届いた。
「リーさん、マイケル死んじゃったよ、マイケル死んじゃった。」
多分、このメールで始めて感情的になったかもしれない。
その後、とりあえず、都合付く人たちで集まろうという事で、西新宿のあるビルの一角に
集まった。とにかく体を動かしていたかったので、ひたすらマイケルの音楽をかけ、
皆でひたすら踊り続けた。
その時、
「なにより悲しいと実感するのは亡くなった事以上に、この後、2年、3年と時が経って、
マイケルが忘れられていってしまった時だと思う。」
というような事を話した。

あれから6年。

 

2009年